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Joel's Stop Smoking Library

決してその一服を吸わないで - Never Take Another Puff




タバコに代わる松葉杖




「やれやれ、きょうは本当に飲みすぎた」クリニック参加者が熱を帯びて言い放った、「でもタバコは吸わなかった!」 彼女は自分が達成したことにとても誇りを感じていた。朝から晩まで一本のタバコも吸わない日々。彼女にとって意識を失うほど酒を飲むことは致死性のタバコへの安全な代替案なのだ。

たった24時間ほど前、私はひとつの中毒を他のものへの中毒によって置き換えることの危険性を特筆して説明した。禁煙するに当たって危険で依存性がある物質を松葉杖として使ってはいけない。でもこれは彼女には興味がなかった。彼女は話した「私は既に問題飲酒者だ、禁煙するために酔っ払ったってどんな不都合があるの。」 プログラムが始まり20分ほどで彼女は立ち上がり、気を失い、運び出される羽目になった。

代わりの松葉杖を使って禁煙するのは様々なレベルの危険をはらんでいる。他の依存性のある物質、合法的でも処方箋の薬でも、は新たな依存症の危険がある。多くの場合に結末は単純なタバコ依存症よりも深刻な問題となる。新しい依存症はその人に修羅場をもたらし、今度はその依存症を克服する段になってタバコを再開することになる。

食物、特に高カロリーの甘いものに転換すると結果として起こる体重増に伴い心理的な葛藤を招くことになる。体重増のリスクはタバコに関連する危険に比べれば重要ではない。元喫煙者は、タバコを吸っていた時と同等の健康リスクを生じるためには50キロ太らなくてはならない。しかし体重増はしばしばパニックと失望感に結びつき、彼らは太った元喫煙者よりはスリムな喫煙者でいるほうが良いと結論付けてしまう。元喫煙者がこの間違った思考に陥るのは、彼らにとって二つしか選択肢が無いからである…喫煙するかもっと食べるか。実際には他の選択が存在している。選択の一つは喫煙しないで、前に喫煙していたときと同じように食べることである。もうひとつは余分に食べることにより増えたカロリー摂取を相殺するためにもっと活動を増やすことである。

松葉杖として健康な選択をする人もいる、例えばジョッギングとか水泳である。これらの活動はリスクが少なく肉体的にメリットがあることが多い。しかしこれらの運動が禁煙を維持するための直接の松葉杖である場合は大きな脅威を招く場合がある。ドラッグやアルコール、食物と同じく運動を止めなくてはならない時が来ると、見かけは大変うまく行っている元喫煙者がしばしば喫煙を再開するのである。軽度のくるぶしの捻挫でジョッギングを一時的に止めたり、耳の感染症で水泳ができなくなる場合である。一時的なちょっとした不便であるはずのものが悲劇的な結果となる…タバコの再開である。ここでも元喫煙者は自分にとって二つに一つの選択しかないと信じている…タバコを吸うか義務的に運動をするか。しかし実際には三番目の選択が存在する、タバコを吸わないで運動もしないのである。これは元喫煙者は禁煙後に運動を始めてはいけないと言っているのではない。運動は楽しみのため、またそれに伴うメリットのために行うのである。元喫煙者は運動をしたいからするのであり、運動をしなくてはならないからするのではない。

松葉杖を見つけるのなら、あなたの一生を通じて妨げられることなく続けられるものを選んでください。リスクもなくどこでもいつでもできるものがひとつあります。上の判定基準に近い唯一の松葉杖は呼吸をすることです。呼吸を止める日、喫煙は問題になりません。しかしその日までタバコから自由であり続けるためにあなたがする必要のあることは…決してその一服を吸わないで!

翻訳:西田季彦

© Joel Spitzer 1987, 2011