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Joel's Stop Smoking Library

決してその一服を吸わないで - Never Take Another Puff




「二本か三本吸うのは、
二箱か三箱吸っていたより改善でしょう。」




この発言は禁煙クリニックで苛立った女性から投げつけられた。彼女は三日連続でタバコをこっそり吸っていた。彼女は私が禁煙のチャンスを逃していると言い続けたことに怒ったのだ。彼女が二本か三本、あるいはたったの一服でもタバコを吸う限り、普通は24時間以内に、以前に彼女が普通吸っていた二箱の喫煙量に戻ってしまうと告げた。彼女の苦しみは深刻でその悲惨さは有益な目的に役立てなければならないと確信していた。私は彼女の勇敢な試みを軽視し、彼女は私の傲慢さに火のように怒っていた。

彼女は前にも専門的なプログラムを受けていた。そのプログラムは80%の喫煙量削減を大きな成果とみなしていた。もちろん彼らは100%のほうが良いと思っていたが、全ての人が100%を達成できるわけではない。彼女の医者も禁煙できなくとも大幅に喫煙量を減らしたのだから多分同意するだろう。彼女の家族や友人も大きな勝利に感動を受けたことだろう。そして彼女は私のミーティングに参加して、最初に立ち戻り今までどおりタバコを吸うか、完全にタバコを止めるように言われた。彼女を本当に怒らせたのは私が彼女は大きな成果を上げたと思っているのにそれを自分に認めないことだと信じ込んでいたからだ。

彼女の信念に反して喫煙量を減らした彼女の試みを誉めるに値することと私は思わない。喫煙は依存症である。そのことゆえに、喫煙は全てかゼロかなのである。彼女の他のプログラムで家族や友人、その他の専門家は劇的な喫煙量削減を感動的と見たかもしれないが、彼らは削減が一時的なものだという事実を見誤っている。喫煙量を50、80、90 あるいは99.99%減らすことは価値が無い。完全な禁煙失敗に終わるだけだ。そしてその失敗が多くの場合最終的には昔の喫煙量に戻り、更には禁煙前の喫煙量よりもかなり多いタバコを吸うことになることさえある。一日、一週間あるいは一ヶ月でさえ喫煙量を減らすことは、そのことにより、その後何年も更に喫煙量が増えるのでは間尺に合わない。このようなパターンの最終的な成り行きは健康の喪失とその後命を失うことになる。私たちのクリニックの完全断煙法に従って命を失った人はいない、しかしこの原理を無視することにより多くの人が既に命を落とし、これからも死んでゆくだろう。

私たちのプログラムで喫煙量を削減するのは健康を損ない命を落とすということだけが問題なのではない。強烈な離脱症状が長い期間続くという差し迫った問題がある。彼女は一本か二本自分にタバコをおごってやるという感覚ではない。一日に30本か40本のタバコを奪われていると感じる期間を長引かせているのだ。この期間は彼女が完全にタバコを断ち禁煙の最初の局面を抜け切るか、昔の喫煙量に戻るまで続く。不幸なことだが、同様なケースでは大多数が後者になる。

ニコチンに本当に依存している人にとってはタバコの量を減らすことは間違いなく苦しみと失敗に終わる。苦しみのために苦しむことは間尺に合わない。完全断煙はある程度不快感を伴うかもしれない、でもそれは短期間である、そして最終的にはタバコからの自由である。確かに完全にタバコを断つのは困難かもしれない。しかし…依存症患者にとっては…その他の卒煙のやり方は事実上不可能だ。困難と不可能の選択肢があるのなら困難の方を選んでください。少なくとも成功の可能性があります。その成功に伴って健康状態の改善、自負心、社会的に受け入れられ、お金に余裕ができ、生活の質全般が向上します。禁煙が一度成功したら、ニコチン依存から解放された状態を保つためには…決してその一服を吸わないで!


翻訳:西田季彦

(C) Joel Spitzer 1986, 2011