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Joel's Stop Smoking Library

決してその一服を吸わないで - Never Take Another Puff




「他の禁煙クリニックの方が良かった!」




20年ほど前私が最初の禁煙クリニックを行っていたとき、禁煙に成功した生徒でバーバラという女性が自分は前に他の禁煙クラスに参加したことがあるがそのクラスの方が良かったと言った。そのクラスでどのくらいの期間禁煙したのか聞いたところ彼女は「全然。」と答えた。そこで私は他の人は何人くらい禁煙しましたかと尋ねた。彼女は「誰か禁煙に成功したのかしら。」と答えた。そこで私は誰も卒煙しないのになぜそのクラスの方が好きなのか尋ねた。彼女の返事は「プログラムを終了した時、喫煙が悪いことだという意識を持たなかったから。」 

禁煙クリニックの役割は参加者がニコチン依存の強力な呪縛から解放されるのを手助けすることにある。このことを達成するためには参加者はなぜタバコを吸うのかということと、タバコを続けることから来る必然的な結果の両方を充分に理解する必要がある。タバコは依存性があり、高価で、社会的に受け入れられず、更には致死性である。これらのタバコの影響を知りながら一体どんなクリニックや個人が喫煙に悪いイメージを持たないほどまで影響を過少に述べることができるのだろうか。

ほとんどの喫煙者の自然の衝動は喫煙の健康上、社会的な意味合いを否定することである。新聞を取り上げ「公衆衛生局長が・・」という見出しを見るとそれ以上読み進まないのである。ラジオやテレビがタバコの危険を放送していると彼は全くそれを無視するか、自分には当てはまらないと自分を偽る。しかし、結局のところ彼の体さえもが苦情を言い始める。彼は肉体的な症状、セキ、ぜーぜー、胸の痛み、四肢の無感覚、頭痛、胃痛、しわがれ声、またその他多岐に渡る症状を経験するかもしれない。彼はタバコを守るために普通、その原因を天候、食生活、ストレス、風邪やインフルエンザ、アレルギーまたはその他の思いつく限りの言い分けに転嫁する。

私たちのクリニックは喫煙を正当化する行為を永久に、全面的に破壊するようにデザインされている。彼は沢山の喫煙の言い分けをするかもしれない、しかし彼はそれら全てが嘘だということを知っている。私たちのクリニックは二つの目標のうちひとつを達成する。喫煙者が卒煙するか、あるいはクリニックが彼の残る人生の間じゅう喫煙を台無しにする。彼はもはや一日の終わりにゆっくりと腰をおろし自分自身を振り返りタバコがどんなに良かったかという無知ゆえの至福のときを持つことができない。反対に彼の意識に何らかのタバコへの思いが浮かぶと、20本、40本、60本あるいは更に多くのタバコをきょう吸い込んだのはなんと愚かだったのかという怒り、そして明日も恐らく同じことをするだろうという悲しみに変わる。

どうして私たちは喫煙者に喫煙を惨めなものと感じさせたいのだろう? もし彼が充分に喫煙に怒りを感じれば彼は禁煙するだろうから。遅かれ早かれ論理が彼を禁煙へと動機付けるかもしれない。彼は独力でやるかもしれないし、助けを求めてくるかもしれない。どうやってということは問題ではない、大切なのは卒煙することである。なぜならば、私たちが彼に植え付けるコンセプトは彼を惨めな気持ちにするかも知れない、しかし事実を理解しないことは更にひどい長期的な苦悩を起こすからである。

もし私たちのクリニックがバーバラの最初のクリニックが達成したこと…喫煙に対するマイナスの感情を緩和する…をしたら、喫煙を続けるための弾薬に結びついただろう。タバコは年間30万人の早すぎる死をもたらし、何百万人を不具にしているのだから喫煙の不安を軽減することは喫煙者のためにならない。喫煙が及ぼす肉体的、心理的、社会的、経済的、その他個人的な報いを考えてください。それら全てを熟考して…決してその一服を吸わないで!


翻訳:西田季彦

© Joel Spitzer 1987, 2011