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Joel's Stop Smoking Library

決してその一服を吸わないで - Never Take Another Puff




「きょうはタバコを吸わないぞ!」




あなたは多分禁煙の過程で決意とともにあるいは震えながらこの考えを頭において目覚めるだろう。どちらの場合にせよあなたはこの高い目標に向かって高度に集中することが不可欠だ。依存症による信じられないような渇望はタバコを吸いたいという、ほとんど拒絶不能な欲求を沈めるため、あらゆる動機付けと弾薬を必要とする。このことをあなたが理解しようとしまいと、禁煙の最初の局面では朝起きた時に自分の目標を再認識することはきわめて重要である。

実際、「きょうはタバコを吸わない」 という簡単なステートメントを再確認することは最初に禁煙したときに大切なだけではない。あなたはこのステートメントを一生のあいだ朝起きた時に言うべきである。毎日を 「きょうはタバコを吸わない」 といってスタートするのである。同じように大切なのは、この価値のあるゴールを極めた達成感と自負を感じ、自分自身を祝ってやることで毎日を終わるべきだ。

なぜならば、禁煙に成功して何年も何十年も経っていても、毎日あなたは呼吸し思考する限り、喫煙を再開するのはついて回ったリスクであるから。タバコの依存症はアルコールやその他の違法ドラッグと同じ強さである。喫煙はあなたの毎日の生活のあらゆる面にしっかり浸透している。中毒に打ち勝った象徴的な努力と達成感を無視することにより、自分の古い依存症と習慣により空いた空間を埋める自己満足をしてもよろしい。自己満足はあなたのガードを外しあなたがなぜ禁煙するのかという理由を忘れるきっかけになるかもしれない。あなたはもはや禁煙によりもたらされた肉体的、社会的、経済的な沢山の大きな改善を認識しないでしょう。

そしてある日、現実の自分の状態とは無関係なのに喫煙がぼんやりした遠い記憶になり、無邪気にタバコへ手を伸ばしたい思いが首をもたげる。さほど重要で無い社交的な状況下であるかもしれないし、人生の大きな危機の時かもしれない。どちらの場合にしても全ての要素が揃っているように見える。動機と、原因と、好機が現存し理由付けと中毒の知識が著しく欠けている。そして、一服が吸われる。

新しいルールがあなたを占拠した。あなたの体がニコチンを要求する。あらかじめ定められたプロセスが動き出し、あなたが何が起こったかを知らないうちに、薬物依存症が再び起こった。やってしまったことを撤回したいという欲求と願いは体がニコチンを要求する強力な力に負けてしまう。生理的なプロセスが起こってしまえばあなたはそれを制御することはできない。しばらくすると、あなたの心は体からの命令にひれ伏す。

あなたは恐らく大きな後悔と罪の呵責を感じるでしょう。大きな挫折と罪の意識があなたに付きまとうでしょう。まもなくあなたはタバコのことなどほとんど考えなかった日々を切望することでしょう。しかしそのような日々は次第に薄れ去ってゆく過去のイメージとなるのです。あなたが再び真剣に禁煙しようと試みるための決心を喚起するには何週間、何ヶ月あるいは何十年もが経過するのです。悲しいことに、あなたは決して再び禁煙するための強さ、初期の動機付け、あるいは悲劇的なことですが機会を持つことは無いのです。回復不能の診断や突然の死が決して達成されることの無い将来の善意の禁煙の試みを不可能にするのです。

このような悲劇的で陰湿なシナリオに捕らわれる可能性に賭けないで下さい。タバコから無縁であるよう積極的に努力し、そのことによる便益…喫煙者で無いことによる肉体的、感情的、経済的、職業上、社会的な利益…を維持してください。いつでも一日を 「今日はタバコを吸わない」 というステートメントで開始してください。毎日を自分が今日も一日中毒との闘いに勝利したという達成感とプライドを持ち自己肯定の気持ちで終えてください。そしていつでも朝起きてから一日の終わりまでの間、忘れないで下さい…決してその一服を吸わないで!

翻訳:西田季彦

© Joel Spitzer 1996