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Joel's Stop Smoking Library

決してその一服を吸わないで - Never Take Another Puff




「どん底」まで行けば彼は禁煙するさ!



アルコールや違法薬物などの依存症に対処する際、依存者が助力の必要性を悟るためには 「どん底」 状態に至ることが必要だと信じられていた。どん底というのは生活があまりにも複雑怪奇になり管理不能になった結果、薬物乱用者が自分の周囲の人、モノ全てを失うことを避けるには薬を止める以外に方法が無いと悟ることである。どのような状況が薬物乱用者をそのような悟りの境地に至らせることができるのか?家族、仕事、健康を失う、あるいはホームレスになったり刑務所に入ることなどとても厳しい状況である。

これらの出来事は全て精神的に傷を負い生活が崩れ落ちるようなことというべきである。しかし充分な時間と、支援と、専門家のアドバイスがあれば、中毒者は通常のライフスタイルに似たものを取り戻すことができる。それどころか、多くの人がそのような経験をしたことにより、壊滅的な経験からよみがえることが無かったら決して判らなかった、人生やしらふであることの尊さをいとおしむことになると感じる。どん底状態が命を失うことにならない限りいつでも薬物がもたらした問題を矯正する望みはある、また薬物が自分の人生の一部になっていた頃より強くなれるかもしれない。

喫煙者もまた薬物中毒です。不幸なことに喫煙者の中には禁煙するなど思いきったことをせずにどん底になるまで待つことに満足している人がいます。そのときまでは自分の人生は全くコントロール可能だと感じています。本当に状況がひどくなればかなり容易に禁煙すると信じています。これらの論理は他の薬物依存者にもあることですが、喫煙にこのようなアプローチをすることには大きな欠陥があります。

喫煙者のどん底経験は通常時間が解決することはないのです。喫煙者は喫煙により家族を失うことは普通ありません。多分仕事も失わないでしょうし、彼らの中毒を続けるためにホームレスになったり一文無しにはならないでしょう。喫煙が理由で刑務所に入る羽目になることもないし、自分の承諾なしに禁煙治療をさせられることも無いでしょう。以上のことから一体どんな状態が喫煙者にとってどん底状態なのでしょう?

診断が喫煙者をどん底状態にする最も普通の方法です…ガン、心臓病、肺気腫などの病気の診断です。診断を受けて禁煙すると生存の可能性を改善しますが、沢山の修復できないダメージが既になされています。肺気腫では彼または彼女の呼吸は生涯損なわれたままです。禁煙することによりかなり病気の進行を遅らせたり止まらせることはありますが通常の呼吸は決してできるようになりません。どん底経験としてガンや循環器病の診断を待つことは彼または彼女の命を失うことになるかも知れません。実際何人かの喫煙者は決してどん底になる好機を掴むことは無いのです。これらの喫煙者の最初の見分けがつく症状は喫煙者が決して予想していなかった突然死なのです。

どん底の前に禁煙した多くの人は禁煙前の何年もの状態に比べて肉体的、精神的にずっと快適で、心のそこから健康と自己評価の改善を喜んでいます。禁煙をした人は達成感を自負してよいでしょう。彼らはそうせざるを得なくなる前に禁煙しました、そしてその行動を取ったことにより最大限の果実を享受することになるのです。

禁煙の潮時という魔法のタイミングを待っている人は事前の警告に耳を傾けてください。その時が来たときには禁煙するだけの力が無いかもしれません; 間に合うように禁煙する意欲が無いかもしれません。昨年アメリカではその潮時を待っていた人が39万人死にました。彼らは決して潮時を見つけることができなかったのです。当てにならないインスピレーションを待つことはしないで下さい。そうせざるを得なくなる前に禁煙してください。今禁煙して…決してその一服を吸わないで。

翻訳:西田季彦

(C) Joel Spitzer 1989, 2011






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