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Joel's Stop Smoking Library

決してその一服を吸わないで - Never Take Another Puff




「禁煙するためにいつでもタバコを持ち歩く。」




新しい禁煙クラスを始めると必ずこのコメントを聞く。喫煙者はタバコを持っていないと禁煙に成功しないと本当に信じている。タバコを持っている理由は自分がタバコより強いと自分自身に示す必要があるとか、精神的外傷になるほどのストレスに遭遇した場合その状況を耐え抜くためにタバコが必要だというものである。この二つの思い込みは深刻な意味合いを持っている、即ち永続的な卒煙の失敗をほとんど担保するのである。

最初の仮定…自分はタバコより強いと示すこと…は、喫煙者はタバコより強いという思い込みの前提がある。これは喫煙者が犯す間違いの最たるものである。彼は自分の依存症よりも強くはない。この事実を認めた日が禁煙と戦い勝利する可能性がある日で、このことを忘れた日が依存症の呪縛に再び捕まる日である。

もし彼がタバコより強いのなら、欲しい時に一本か二本吸ってきたことだろう。しかし禁煙クラスに参加するまでに彼は恐らくその20倍か30倍のタバコを吸っている。彼がタバコより強ければ禁煙クラスに顔を出すことは決して無かった。ただ禁煙すれば良かった。しかし参加した時点で彼はタバコが制御不能になったことを認識した。恐らく何年もの間制御不可能だったのだろう。そして他の依存性薬物と同じく二度と再びコントロールすることはできないだろう。タバコが自分をコントロールしているということを忘れるや否や最初のタバコに手を出すだろう。その日は彼が過去の依存症に舞い戻り、二度とタバコから自由になる強さを奮い起こすことができない悲劇的な日になるだろう。

二番目の考え…タバコは人生のトラウマに打ち勝つため必要不可欠だ…は禁煙しようとしてから数日以内にほぼ確実に再びタバコを吸う結果になる。喫煙者が充分に計画を立てストレスが最小になる平穏な時期を設定してもストレスは生じるものである。タバコがそこにあれば必ず吸いたくなる。その一度の状況に打ち勝ったとしてもタバコが人生を耐えさせてくれるという考えは間違った、危険な信念である。

喫煙者はこの世の中で適切に役割を果たすためにはタバコが必要だと感じている。そして彼はもう一歩踏み出す、自分がタバコ無しで役割を果たすのは非効率であり、生きてゆくことも全くできないと信じ始める。彼は人生を可能にしている物質を諦めるのである。この考えが存在する限り、彼がタバコを止める可能性は、呼吸や食事を止める可能性と同じである。もしタバコが命を維持するのに不可欠なら禁煙は無駄な努力だ。しかしこれは事実で無い。喫煙者がタバコを吸いながらできることはなんでもタバコ無しでもできる、しかし彼は禁煙に成功してタバコ無しで人生に取り組み始めるまでこのことを学び、信じることが無い。

タバコがかつてどのようにあなたの行動や考えをコントロールしていたかを決して忘れてはいけない。あなたが禁煙した時に自分はタバコにコントロールされていると認めた。あなたは文字通り一服で元の木阿弥になることを恐れていた。それは理不尽な恐れではない。きょう一服することは、禁煙した日に起こったかもしれないと同じ悲劇的な結果に結びつく。タバコは前にはあなたより強かった、そしてチャンスが与えられれば再びあなたより強力になる。もし今あなたがタバコをコントロールしていると見せたいのなら、価値が無く危険な松葉杖としてのタバコ無しで社会における自分の役割を果たせることを認めてください。タバコから永久に自由でいるためには、決してその一服を吸わないで! いるだけでよいのです。

翻訳:西田季彦

© Joel Spitzer 1988

 




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